教育制度
共に学び、ともに成長できる環境づくり
当院では教育部署を「看護部教育課」として独立させ、専従の教育担当者を設け、新人一人ひとりに細やかな指導を行っています。
看護部教育課では、新人教育と継続教育の更なる充実を目指して、2020年度に「クリニカルラダー」「キャリアラダー」を導入しました。主に院内研修の企画・開催・評価を担い、新人と指導者のみならず、全ての看護師が共に学び合える職場を目指して活動しています。
新卒者には、「カルガモ方式」と「プリセプター制度」を併用したOJTに加えて、基礎看護技術と社会人基礎力を育む多様なテーマの集合研修を開催。中途入職者には、これまでの経験を踏まえた上で個別の指導計画を立て、ブランクのある方でも安心して働けるように、入職時には苦手な技術を集中的に学ぶ研修を実施しています。
看護部教育課係長 海老原 ひとみ
地域医療に貢献できる人材の育成を目指します
当院では、新人看護職員に対する指導方式に「カルガモ教育」を取り入れています。新人看護職員が正確に知識・技術・態度を身につけ、自立に向けた支援をすることを目的に、カルガモの親子のように、教育専従担当者(親ガモ)が新人看護職員(子ガモ)を引き連れながら指導します。
研修計画に沿って、教育専従担当者がOff-JTでの集合研修を主に行い、e-ラーニング受講後に講義・演習を行うブレンディット・ラーニングの研修方法も取り入れながら、臨床で対応できるように指導をしています。また、集合研修終了後には、定期的に新人看護職員配属病棟に教育専従担当者が赴き、臨床での指導を行い、病棟実地指導者やOJTと連携しながら安全に業務が行えるよう、新人看護職員の育成にあたっています。
●集合研修では、教育専従担当者が講義・演習を行います。
●4~5月は看護技術の集中講義をし、基礎看護技術の習得を目指します。
・看護技術の演習では、シミュレーターを使用して何度も練習します。
・看護技術演習の成果を教育専従担当者に確認してもらいます。
●新人看護職員配属病棟に教育専従担当者が赴いて、臨床で直接指導に当たります。
臨床では、教育専従担当者が1日パートナーとして新人看護職員の進捗確認をし、業務のサポートをしていきます。
新社会人としての基本を学ぶ研修。
また、研修や食事会を通してチーム医療の基礎となる多職種とのコミュニケーションを深めます。
※6月・10月・3月に行われます。
中途入職者には、看護部教育専従担当者が毎月定期的にオリエンテーションを行い、看護技術の現状・課題の明確化を図り、丁寧に指導しています。また、産休・育休明けの方やブランクのある方でも安心して業務が行えるよう、丁寧にサポートしています。
研修の他に、自宅でも閲覧(研修)可能なe-ラーニング研修システムを導入しています。自分の好きな時間にお手持ちのスマホやパソコンで学習ができます。